
小学生が英検を受ける意味ってある?
将来、やってて良かったと思える?
SNSやママ友の間で「小学生の英検は意味ない」。
我が子の将来を思って英語を始めよう・始めたのに、そんな言葉を聞くと不安になりますよね。
結論から言うと、小学生の英検はやり方さえ間違わなければ、将来の選択肢を広げ、一生モノの自信をつくる最強のツールになります。
一方で、「合格」だけを目的にした丸暗記の詰め込み学習は要注意。
英検の上位級をもっているのにもかかわらず、次のような悩みを抱えている中高生も、残念ながら少なくありません。
- 英語が聞き取れない
- 自分の言葉で話せない
こうした状況を見ると、「英検に合格した=英語が使える」とは、必ずしも言えないことがわかります。
そこで、英検を「意味がある」ものにするためには、次の4点を押さえる必要があります。
- 4技能は「「聞く→話す→読む→書く」の順番で習得する
- 英検はゴールではなく、英語学習の通過点と考える
- 「合否」より「英語が通じる経験」を大切にする
- 学んだ英語を「実際に使える場所」を用意する
この4点を抑えるだけで、英検は小学生にとって「意味ない」ではなく、子どもの未来を支える力に変わります。



英検に、どう向き合うかがとっても大切になります。
この記事を読み終える頃には、英検を小学生にとって「意味ある」ものにするためにはどうしたら良いかが明確になっているはずです。
わが家の実体験も交えながら、わかりやすくお伝えします。
ぜひ、最後までご覧ください。
- 小学生に英検は本当に意味があるのか
- 意味がなくなってしまうNGパターン
- 英検を将来につなげる具体的な考え方


ひめ
英語塾なし、おうち英語学習だけで9歳息子は英検3級を取得しました。
現在は、英検準2級取得に向けて取り組んでいます。
2回の短期フィリピン親子留学経験があります。
息子の経験をもとに、おうち英語学習に役立つ情報を発信しています。
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英検は小学生にとって「意味ない」と言われる4つの落とし穴


小学生の英検は「意味ない」と言われてしまう最大の理由は、英語を「言葉」ではなく「ただの点数(数字)として扱ってしまうからです。
本来、英語は自分の気持ちを伝えるための道具にすぎません。
しかし、「◯歳で◯級を合格!」という目に見える結果ばかりを追い求めてしまうと、英語はたちまち暗記するだけの苦痛な科目に姿を変えてしまいます。
その結果、次の4つの落とし穴にハマりやすくなります。



本当に使える英語力が育たなくなってしまうだけでなく、子どもの自信や・やる気をなくしてしまうことも。
実力に合わない級への挑戦で「英語=苦痛・嫌い」になる
・周りが◯級を取っているから
・早く結果を出して自信をつけさせたい
このような理由の背伸びした級への挑戦が、子どもを「英語=苦痛・嫌い」にさせる最大の原因です。
英検には、それぞれの級に推奨される学年があり、出題されるテーマが決まっています。
例えば英検準2級レベルの出題内容は、
これらは、日本語でも難しいテーマです。
背景知識がない小学生が、無理やり難しい単語を暗記して解こうとしても、それはもはや英語学習ではなくただの苦行でしかありません。
レベルに合わない無理な挑戦を続けると、子どもは負のループに陥ります。


- 理解不能:日本語でも難しい内容を英語で理解しなければならない
- 音への拒否反応:リスニングが聞き取れない
- 成功体験の欠場:何度やっても不正解
- 自己否定:自分は英語が苦手だと思い込む
小学生にとって一番大切なのは、「わかった!」「伝わった!」という小さな成功体験をさせてあげることです。
英検の上位級を取ることだけが目的化している
「次は〇級!」「もっと早く上位級を!」と、視点が「級の数字」だけになっていませんか?
小学生で3級、準2級、と上位級を取得することは確かに素晴らしいことです。
しかし、ここに「将来に繋がらない」大きな落とし穴があります。
英検の級自体は、中学生・高校生になれば理解力も上がるため、もっと短い学習時間で合格できてしまいます。
小学生から必死に詰め込んで合格しても、結局は後から始めた子にあっさりと追いつかれてしまうのです。
大切なのは「何級か」ではなく、「その級に見合う4技能が、スキルとして定着しているか」です。
数字(級)に縛られると見落とす4つの真実があります。
- 単なる「先取り」は中学で追いつかれる
理解力の高い中高生なら数ヶ月で取れる級に、小学生の貴重な時間を「暗記」だけで費やすのは意味がありません。 - 3級から始まる「4技能評価」の壁
4級までは「聞く・読む」で乗り切れますが、3級からは「書く・話す」が加わります。
数字だけを追うと、ここでの「技能の歪み」に気づけません。 - 「合格」=「使いこなせる」ではない
たまたま得意な問題が出て合格しても、実力が伴っていなければ次の級で必ず行き詰まります。
英検は実力を測る「道具」であって、ゴールではありません。 - 大切なのは「級」ではなく「4技能のバランス」
子供のうちに身につけた「聞く・話す」の土台は、大人になっても消えない一生の財産になります。


英検はあくまで、現在の4技能のバランスを把握するための「通過点」。
本質的な「英語の質」に目を向けてあげましょう。
丸暗記の詰め込みが「伸び悩み」の原因
英検対策としてよくあるのが、単語やフレーズをひたすら暗記する「詰め込む」学習です。
この方法は、短期的には「合格」という結果があるので、一見成功しているように見えます。
しかし、詰め込んだ英語は、必ず限界が訪れます。
・すぐ忘れてしまう
・ 少し形が変わると解けない
・ 英語が楽しいと感じられない
このような状態では、どれだけ頑張っても英語力は積み上がりません。
単語や文法は、「覚えただけ」では、驚くほど早く抜けていきます。
たとえパターンとして覚えていても、
・知らない単語が出た瞬間に手が止まる
・リーディングでは何となく解ける
・リスニングになると聞き取れない
・スピーキングでは言葉が出てこない
これは、応用力が育っていないサインです。
言葉は本来、絶対に無視できない「正しい順番」があります。
日本語に置き換えてみるとわかりやすいと思います。
- 赤ちゃんの頃から、膨大な量の日本語を「聞く」
- たどたどしく「話す」ことで、トライアンドエラーを繰り返しながら発語する
- 言葉の土台ができてから、ようやく「読む・書く」を学ぶ
英語も本来は同じです。
ですが、学校や塾でもそうですが、限られた時間で「点数」をつけるために、いきなり「読む・書く」という最終ステップから入ります。
中学校ではその傾向がさらに強まります。
暗記で無理やり詰め込んだ知識は、使える英語にはなりません。
「聞く→話す→読む→書く」という自然なプロセスを飛ばしてしまうことが、「頑張っているのに伸びない」。これが伸び悩みの正体です。
英検上位級ホルダーなのに「読めない」「話せない」「聞きとれない」という歪み
英検3級や準2級、2級に合格しているのに、
・英語が口から出てこない
・リスニングが極端に苦手
・長文になると内容が入ってこない
こんなケースは、実は珍しくありません。
どうして、このような歪みが起こるのでしょうか。
理由は、シンプルです。
”丸暗記の詰め込みが「伸び悩み」の原因”の章でお話した理由と同じで、「聞く→話す→読む→書く」の順で身につけていないからです。
英検合格を最優先にして、英単語の丸暗記・文法中心の学習を続けると、ある程度のところまでは点数がとれます。
しかしその先で、
・文法問題は解ける
・「読む」「聞く」「話す」が伸びない
という壁にぶつかります。
大学入学共通テストでは、試験時間内に読み切れないほどの長文や高い処理能力が求められる問題が出題されるようになりました。
このレベルになると、英語を日本語に訳して理解する余裕はありません。
日本語を介さず英語を英語で理解する力が必要になります。
ところが、「読む・書く」中心で学習してまうと、「話せない・聞き取れない・読めない」とう歪みが生じます。
これでは、コミュニケーションツールどころか、受験英語にも苦戦することになり「結局、英検って意味がないよね」と感じてしまうのです。



「聞く・話す」の土台があるから、「読む・書く」が伸びていきます。
順番を守ることが、英検を「意味あるもの」にする最大のポイントです。
英検を小学生にとって「意味ある」ものにするための必須条件


英検には小学生のうちに挑戦するだけの大きなメリットがあります。
これらのメリットを確実に手にするためには、やり方を間違えないようにしなければいけません。



英検を小学生にとって意味あるものするためには、英検を正しく使うことです。
英検を「意味ある」ものにするための必須条件をみていきましょう。
4技能は「聞く→話す→読む→書く」が順番で習得する
今の小学生は忙しいですが、中学生になると、勉強・部活にと更に忙しくなります。
この忙しさが、英語習得において大きな分かれ道になります。
中学生になってから「聞く」力を育てようとすると、2つの壁にぶつかります。
・聞く力(英語耳)は、短期間では育たない
・聞く力(英語耳)が育つまで、学校や試験は待ってくれない
聞く力は、単語や文法のように覚えればすぐに身につく力ではありません。
大量の英語を、時間を書けて聞き続けることで、少しづつ脳が英語の音に慣れていく。
これが「英語耳」です。
もちろん、中学生からでも英語耳を伸ばすことは不可能ではありません。
ただし、他の勉強や部活がある中で英語耳をゼロから育てるのは、かなり大変です。
だからこそ、比較的時間の融通がきく小学生のうちに、土台を作っておくことが、英語習得の近道になります。
わが家は、「聞く→話す→読む→書く」、この順番を意識して、おうち英語学習を積み上げてきました。
4技能をこの順番で身につけていくと、机に向かって単語帳を開き、ひたすら暗記する時間が圧倒的に少なくなります。



息子は9歳で英検3級に合格(準2級相当以上)しました。
ですが、英検対策として単語帳を使った暗記学習をしたことは一度もありません。
その理由は、幼児期から英語を勉強ではなく娯楽として日常生活の中に取り入れてきたからです。
動画を観る、音声を聞く、絵本を楽しむ。
そんな関わりの積み重ねで、英語を「使える形」で身につけていきました。
幼児期からおうち英語学習を始める最大のメリットは、子どもが努力を意識せずに英語を吸収できることです。
一方で、結果が見えるまでにとても時間がかかるというデメリットもあります。
多くの家庭が、ここで不安になります。
「本当に意味あるの?」
「全然、発話が出ない」
小学生からおうち英語学習を始める場合、確かに子どもの努力は必要になります。
ですがその分、
幼児期にはない強みがあります。
・分からないところは日本語で補足できる
・文法や意味を論理的に理解できる
・学習の目的を共有できる
つまり小学生からは、日本語を上手に使ったハイブリット学習が可能になります。
「聞く・話す」を身につけながら、必要な部分だけ日本語で整理する。
この方法なら、無理なく、かつ効率的に使える英語を積み上げていくことができます。
英語習得において大切なのは、始める年齢より、積み上げ方。
正しい順番で続ければ、小学生からでも、「使える英語」は十分に育てていくことができます。
英検を英語習得の通過点として使う
英検は4技能を客観的に確認できる数少ない指標です。
特に英検3級以上になると、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング
4技能すべてを評価することができます。
また、英検5級・4級でもスピーキングテストを受ければ3技能(聞く・読む・話す)の到達度を確認できます。



大切なのは、合否で一喜一憂する試験にしないことです。
英検を使える力していくためには、身につけた英語を少しずつアカデミックにブラッシュアップさせていく必要があります。
その節目として、英検で客観的評価を受けるという使い方です。
・今、どこまでできているのか
・何が足りていないのか
・次に何を伸ばせばいいのか
冷静に判断ができます。
わが家でも、息子の英検レベルがどの辺りなのかを把握するために受験してきました。
息子は、3級を受験するにためにはライティングが必要だと知り、初めて本格的に「書く」練習に取り組み始めました。
英検3級合格の目標がなければ、書くことが苦手な息子が自分からライティングに向き合うことはなかったと思います。
英検は、英語力が伸びた結果だけでなく、次の学習を引き出すきっかけにもなります。



英検はゴールではなく、4技能を伸ばしていくための通過点として使います。
この位置づけができるかどうかで、英検が小学生にとって「意味ある」もになるかが決まります。
「合否」より「通じる経験」を優先する
英検は、合格すること自体が目的ではありません。
英語に慣れて「通じた」「伝わった」という経験を積み重ねた先に英検がある。
この順番が大切です。
英検に合格することは、素晴らしいことです。
・モチベーションになる
・次の目標ができる
・”できた”という自信につながる
こうした点で、英検はとても有効な試験です。
ですが、合否だけに目を向けてしまうと、使えない英語になっていきます。
子どもに英語を取得させたい目的は何でしょう?
・将来の選択肢を広げてあげたい
・将来、仕事や生活で英語に困らないでほしい
・学校の授業や試験で困らないでほしい
・受験(中学・高校)で有利になってほしい
どんな理由であっても、英語を「使える力」にしたいという点は共通しています。
合格するために勉強するのと通じるのが楽しいから結果的に合格するのでは、成長のスピードが全く違います。
・知っている英語が増える
・自分の言葉で通じる
通じる経験が積み重なると、英語は試験のための勉強ではなく、使えるコミュニケーションツールになっていきます。
その結果として、合格がついてくる!
この関係性を逆にしないことが、小学生の英検を「意味あるもの」にするポイントです。
覚えた英語を「知っている」から「使える」に変える場所を作る
使える英語にしていくためには、英語を「知っている」から「使える」状態にアップデートさせることが必要不可欠です。
わが家が実際に活用して効果を感じた「英語を使える」に変える場所を5つ厳選してご紹介します。
- オンライン英会話レッスン(ゲームでレッスンなど)
- キッザニア、TGGなどの英語プログラムがある施設
- 英語でスポーツができる習い事
- 日本国内の英語キャンプ
- フィリピン親子留学
今は、使える場所がたくさんあります。
どの方法を選ぶかに正解はありません。
大切なのは、子どもの性格・今の英語力に合った場所を選ぶこと。
わが家が、これらをどう組み合わせて英検3級レベルまで引き上げたか?
活用術と体験談をご紹介します。
【実録】英検対策ゼロ9歳で3級合格:わが家の活用ステップ


よく「どうやって英検の勉強をさせたの?」と聞かれますが、実はわが家、英検のための「お勉強」はほとんどしていません。
むしろ、遊びや体験を積み重ねた結果、英検が後から付いてきた感覚です。
その具体的なステップを公開します。
まずは「聞く」から。
オンラインレッスンを導入しましたが、いわゆる「お勉強」は一切なし。
先生とゲームをしたり、好きな話をする時間を作りました。
ここで「英語=楽しいツール」という絶対的な土台ができました。
もっと英語を使わせてみたいと思い、フィリピンへ。
レストランでのオーダー、乗り物に乗った時に行き先を伝える、先生とボードゲームをする・工作をする、などの英語でコミュニケーションをたくさん経験しました。
実はこれ、英検3級の出題範囲そのものなんです。
机の上で覚える100回の暗記より、1回の「通じた!」という実体験が、息子の英語が自信に変わった瞬間です。








リスニングとスピーキングが育った頃、試しに英検5級のテキストを解かせてみました。
まだ自力で読めない息子に、私がを読み上げるとスラスラと正解していくのです。
この時点で、読みを始めてもいいと判断し、読みの練習を開始。
その後、「この子は今、具体的にどれくらいのレベルが身についているんだろう?」という疑問がわいてきました。
「文字が読める今なら、英検で客観的な実力を測れるはず」
そう確信し、本格的な受験を視野に入れました。
次のステージへ進む準備が整った瞬間でした。




もともと書くことが苦手だった息子ですが、「英検3級にはライティングがある」と知ったことで、初めて書く練習をしました。
英検という目標がなければ、前向きに書く練習をすることはなかったはずです。
合格という目標が、苦手だったライティングへ挑戦する意欲に変わりました。


こうして、結果として9歳で英検3級合格へつながりました。
英検を正しく活用して得られる2つの真のメリット


英検を正しく活用することで得られる、合格以上のメリットは2つあります。
・客観的な現在地を知ることで、次の目標が見える
・苦手を乗り越えて、挑戦するきっかけをくれる
客観的な現在地を知ることで、次の目標が見える
おうち英語学習は、成果が目に見えにくいものです。
「うちの子、本当に身についてる?」と不安になることもあります。
そこで英検を「実力を測る測定器」として活用することで、親子で今の実力を客観的に確認でき、「ここまで歩んできた道は間違っていなかった」と大きな自信になります。
同時に、何が足りないのかも明確になるため、迷いなく次の一歩を踏み出せるようになります。
苦手を乗り越えて、挑戦するきっかけをくれる
おうち英語学習を続けていると、どうしても得意、不得意の偏りが出てくるものです。
日本で暮らしていると、苦手な分野をあえて克服するチャンスはなかなかありません。
でも、英検という目標が一つあるだけで、子どもの意識が変わります。
わが家の息子がライティングに向き合ったように、合格を目指す過程で、自分から苦手の壁を乗り越えようとするモチベーションが生まれます。
英検は、英語力のバランスを整える絶好のチャンスになります。
よくある質問 Q&A


まとめ:小学生の英検は「一生モノの自信」を作るツール


英検が小学生にとって「意味ない」ものになるか、「意味ある」ものにできるかは使い方次第です。
英検が小学生に「意味ない」と言われる理由
これでは、せっかくの努力が、子どもの自信につながりません。
一方で、英検を正しく使うことができれば、最高のツールに変わります。
英検を小学生に「意味ある」ものに変える必須条件
英検は、早く取らせた家庭が勝つ試験ではありません。
もし今、「英検、どう向き合えばいいんだろう?」と迷っているなら、焦らなくて大丈夫です。
小学生の英検は、まだいくらでも「意味あるもの」に育てていけます。



お子さんの世界を広げる第一歩として、まずは楽しく聞く・話す環境から整えてあげてくださいね。

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