英検3級の一次試験は、わずか2問のライティング問題が得点全体の3分の1(1650満点中550点)を占めています。
そのため、この2問の出来で合否が決まってしまうことも珍しくありません。

英検3級のライティングが苦手で点がなかなか伸びない。



読むことはできても、書く時に手が止まってしまう。
そんなお子さんの姿に、心配や焦りを感じていませんか?



小学生9歳息子も、はじめのライティング練習はボロボロでした。
しかし、英語塾なし3ヶ月のライティング練習で英検3級に合格することができました。
この記事では、ライティング対策と勉強法8ステップをご紹介します。
- ライティングEメール問題と英作文問題の傾向がわかると無駄なく対策ができる(ほぼ子どもの日常生活に沿ったテーマが出題)
- ライティング問題形式と過去問を分析すると解答を作ることができる
- ライティングの4つの観点(内容・構成・語彙・文法)を理解するとミスを防げる
- ライティングの採点基準を知ると点数がアップする
- ライティング練習は得意な単語を使って型にはめる
- ライティング練習はチャットGTPで添削する
- ライティングの模範解答は覚えるまで音読する
- ライティング練習で書けなかった単語を書けるまで練習する
英検3級ライティング対策と勉強法8ステップ


息子がライティング練習を始めたのは、英検3級を受験すると決めた3ヶ月前です。
英検3級の受験を決めた当時、息子が書けたのは「I like〜」程度の超短文のみ。
書ける単語はほとんどなく、最初のライティング練習は本当にボロボロでした。
ですが、この記事で紹介する8ステップを3ヶ月続けた結果、英検3級ライティングでは高得点をとり、CSEスコアは準2級相当以上で合格できました。(CSEスコアについては、「STEP4:採点基準を知る」で詳しくご説明しています)
※この記事は、3ヶ月でライティングができることを保証するものではありません。その子のライティング以外の3技能がどれだけあるかという個人差も大きく影響します。




我が家が行ったライティング問題対策は、次の8ステップです。
Eメール問題と英作文問題の2問
子どもの日常生活をテーマにした問題が出題されている
Eメール問題も英作文問題も質問文の中に、解答に使える単語・表現がある
質問の内容を確実に答える
単語、動詞や時制を正しく使う
内容・構成・語彙・文法の観点から採点される
各項目4点・合計16点満点、CSEスコア550点満点
とにかく最後まで書き切る
チャットGTPの英検3級ライティングコーチが一番最適な添削方法
模範解答は覚えるくらい音読する
書けなかった単語はリスト化して、次のライティング練習で書けるようにしておく
STEP1:ライティングは問題傾向がわかると無駄なく対策ができる
英検3級のライティング問題は、次の2種類です。
- 語数の目安は15〜25語
- 短い英文メッセージのやり取りの中で、相手からの2つの質問に答える問題
- 語数の目安は25〜35語
- 自分意見+理由2つを書くミニ英作文形式
どちらもの問題も「旅行」「学校」「映画」「好きな季節」など、子どもの日常生活に関する内容が中心です。



普段の会話で話している内容を英語で言い換えられるかがポイントです。
STEP2:ライティング問題形式と過去問を分析すると解答を作ることができる
Eメール問題も英作文問題も、質問文の解答に答えのヒントが入っています。
英検公式HPより2025年度英検3級過去問
質問
- Where did you buy the birthday present?
(誕生日プレゼントはどこで買いましたか?)
模範解答
I bought the birthday present at the shopping mall.
(ショッピングモールで誕生日プレゼントを買いました。)
質問
- And when will you give it to him?
(いつ彼に渡しますか?)
模範解答
I will give it to him next Monday. I hope he will like it.
(来週の月曜日に渡します。気に入ってくれるといいんだけど。)
質問文の赤字の部分、the birthday present、will give it to him の語句をそのまま使えば、正答に近づけます。
模範解答は、Mondayとshopping mallが使われていますが、自信のある単語を使って正しく書けば十分高得点がねらえます。
- 質問文を正確に読みとる
- 2つの質問に順番に答える
- 語数は15〜25語程度で書く
- 問題文の時制(現在、過去など)に合わせる
次は英作文問題です。
英検公式HPより2025年英検3級過去問
質問
- What do you like to eat when you are tired?
(疲れている時に何を食べるのが好きですか?)
模範解答
I like to eat chocolate when I am tired. I have two reasons.
(私は疲れているチョコレートを食べるのが好きです。理由は2つあります。)
First, I became more active after I eat chocolate.
(1つ目は、チョコレートを食べたあと活動的になったことです。)
Second, I always want some sweet food I am tired.
(2つ目は、疲れている時はいつも甘いものが食べたくなることです。)
英作文問題の中にも、そのまま使える語句があります。
その語句を使い、型にはめて解答することで高得点がねらえます。
- 自分の意見:I を主語にして書き始める
- 理由1つ目:First, で書き始める
- 理由2つ目: Second, で書き始める
- 語数の目安は25〜35語程度で書く
息子もこのポイントをおさえることで、安定して高得点が取れるようになりました。
STEP3:ライティングの4つの観点を理解するとミスを防げる
| 観点 | 注意点 |
|---|---|
| 内容 | 課題で求められている内容(自分の考えとそれに沿った理由2つ)が含まれているか |
| 構成 | 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか |
| 語彙 | 課題に相応しい語彙を正しく使えているか |
| 文法 | 文法的に正しい英文が書けているか |
内容
出題されるEメール問題や英作文問題では、「自分の考え」と「その理由」を2つ書けているかが重要です。
ここがそろっていないと、高得点はねらえません。
例えば、先程の問題では、
質問:What do you like to eat when you are tired?
解答:I like to eat chocolate when I am tired. Because it is sweet.
この解答では、自分の意見と理由が1つしか書かれていません。
- 好きだけでなく、なぜそう思うのかを具体的に2つ説明する
質問に答えていないと、どんなに文法や語彙が正しくても0点になることがあります。
0点では、いくらリーディングやリスニングが満点でも合格することはできません。
文法やスペルの細かいミスより、「質問に答えているか」が最も重視されます。
英検3級の採点は、4つの観点にそって採点されるため、解答の型を意識して書けば、大きな減点は防げます。



英語で書こうとして手が止まってしまうときは、日本語で意見を整理して英語にすると書きやすくなります。
構成
読み手にとって分かりやすい流れになっているかが大切です。
型を使って書くと、整理されて読みやすくなります。
- 自分の意見
- First,
- Second,
- 内容と関係のない情報を入れない
- 語数が極端に多い、または極端に少ない(Eメール:15〜25語程度、英作文:25〜35語程度)
- 自分の意見が書かれていない、または理由が2つ書かれていない
- 質問に答えていない、または質問とは全く関係のない内容が含まれている
語彙
正しく単語が使えているかが問われています。
英作文は長く書く必要はなく、短くても正確であれば十分に高得点が望めます。
質問にあった単語を使うことを意識してライティング練習をしてみてください。
以下に、息子が実際によく使っていた表現や単語をご紹介します。
- I enjoyed〜(〜を楽しみました)
- I went〜(〜へ行きました)
- I had〜(〜を持ちました/経験しました)
- I got〜(〜もらいました/手に入れました)
- I took〜(〜を取りました/〜に参加しました)
- I played〜(〜をしました)
- It was/They were〜(〜でした)
- friends(友達
- games(ゲーム)
- family(家族)
- a good time(楽しい時間)
- train(電車)
- I think〜(〜と思います)
- I like to〜(〜することが好きです)
- I want to〜(〜したいです)
- I can〜(〜できます)
- There is/are〜〜(があります)
- with〜(〜と一緒に)
他にもたくさん単語を使いましたが、難しい単語を無理に使うことはありません。
間違えた単語や表現は、くり返し練習することがポイントです。
その他に注意したいことは、NGな解答を避けること。
- 機械で読み取りにくい文字を書く
- ローマ字で日本語を書く(例:sushi、Hanabiなど、書くときには説明が必要)
- 解答全体の語数が短い、または多い
- 解答用紙の枠からはみ出している
文法
英検3級のライティング求められているのは難しい文法ではありません。
時制の一致など基本の文法が正しく書けているかが、大切です。
- 時制が一致している
- 主語に合う動詞が使われている
- 三単現のsが抜けていない
- 名詞は単数形か複数形になっている
- 文の終わりにピリオドがある など
STEP4:ライティングの採点基準を知ると点数アップにつながる
英検のライティングは、4つの観点(内容・構成・語彙・文法)で採点されます。
- 4観点×各4点=16点満点(観点ごとに0~4点の5段階で評価)
- CSEスコア 550点満点
CSEスコアとは、正答数をもとに英検独自のスケールに換算された点数です。
各技能のCSEスコアで合否が決まります。
リーディングとリスニングのCSEスコアも各550点満点、合格点が1103点以上なのでライティングが0点だと合格できません。
英検ライティングの採点は、加点方式というよりミスがあると減点される方式に近いため弱点を知り改善していくことが高得点の近道です。
STEP5:実際にライティング練習をする
過去問や問題集を使って、ライティング練習を始めました。
最初の段階では、スペルや文法の間違いは気にしなくて大丈夫。
とにかく最後まで書ききることが一番大切です。
検定本番でも、途中で解答が止まってしまうと点数がもらえない可能性があります。
多少の間違いがあっても、最後まで書くことが得点につながるという意識を持たせることが重要です。
書くことへの抵抗をなくし自信を持たせることも大切。
息子は書くこと自体に抵抗がありました。
そこで、どんな内容でも書き切ったことを必ず褒めて、自信を積み重ねさせるようにしました。
成功体験を重ね、少しずつ書くことへのハードルが下がり、継続して取り組めるようになりました。
STEP6:ライティング練習はチャットGTPで添削をする
英検3級ライティングは、チャットGTPで十分に合格点が狙えます。
私が使っていたのは、「英検3級ライティングコーチ」です。
この「英検3級ライティングコーチ」は、プロンプト(チャットGTPへの指示)の入力は必要ありません。
解答用紙の画像をアップするだけでEメール問題・英作文問題ともに、英検3級の採点基準である4観点(内容・構成・語彙・文法)で採点してくれます。
さらに、文法の修正や言い換え、改善点の解説つきです。
息子が書いた英作文問題の実際の解答です。
(息子は字が雑です、そこは目をつむってください、汗)
↓↓実際の解答用紙↓↓


↓↓チャットGTPの添削結果↓↓










間違いと修正箇所が一目でわかり、改善が早まりました。
載せた画像は高得点を取れていますが、始めからこのような点数を出せていたわけではありません。
「書く→添削→音読→書けなかった単語を覚える」を何度も繰り返し、3ヶ月で英検3級に合格することができました。
STEP7:ライティングの模範解答を音読する
添削の模範解答は、声に出して音読することが大切です。
ここでは、ただ声に出して読むだけではなく、模範解答を覚えるくらい音読するのがポイント。
意味のかたまりやフレーズを覚えて理解できるようになると、文章を組み立てるスピードも上がり、ライティングの向上につながります。



少しずつ英語のリズムや言い回しが身につき、書く力の土台になっていきます。
STEP8:ライティング練習で書けなかった単語を覚える
単語を正しく書ける練習は必要です。
ライティング問題で一度使いたいと思った単語は、今後の問題でも再び使う可能性が高いです。
息子がライティング問題で書けなかった単語や表現は、私がリスト化しました。
そして、書けるようになるまでだけでなく、書けるようになってからも忘れないようにくり返し練習するようにしていました。
Eメール問題も英作文問題も表現のバリエーションがあるほど書きやすくなり、文章の幅も広がります。
書けなかった単語はリスト化して、次のライティング練習で確実に書けるようにしておくことが大切です。
STEP5〜8を繰り返す
STEP5〜8をくり返すことで、ライティングが安定してきます。
英作文が書けないのはライティング以外に原因がある


英語で文章が書けないのは、4技能のうちの「書く」以外のどこかに原因があります。
ライティング問題の英作文は、いうまでもなく作文です。
自分の意見を整理し、文章として組み立てて「書く」必要があります。
この「書く」という技能は、4技能のなかで一番難しい技能です。
日本語に置き換えて考えるとわかりやすいと思います。
日本語をまだ十分に話せない子どもに、いきなり作文を書かせようとしても、うまく書けません。
作文が書けるようになるには、順番があります。
- 聞く:生まれてから大量に聞く(インプット)
- 話す:たくさん会話をする(アウトプット)
- 読む:たくさん文章を読む(複雑なインプット)
- 書く:短い手紙や日記を書く(最も負荷の高いアウトプット)
自分の意見をまとめて「書く」という行為は、4技能の中で一番高度な技能です。
英語で「書く」ことに難しさを感じるのは、それまでのステップが十分でないからです。
- 聞く:英語を聞く(インプット)時間が短い
- 話す:(アウトプットが)ほとんどない
- 読む:文章を読む量が少ない
- 書く:いきなり作文を書く
「書く」ための土台が育っていなため、難しく感じるのは当たり前です。
これはゲーム開始1分で、最終ステージの一番最強のラスボスに挑むようなものです。
英作文が書けないというのは、「聞く」「話す」「読む」のどこかに、まだ伸びしろがあるサインでもあります。
「聞く → 話す → 読む → 書く」このステップを少しずつ積み上げていけば、自然と英作文は書けるようになります。
息子も「読む」までの技能を、毎日積み上げてきました。
英検3級はテクニックである程度の得点を取り合格することができます。
しかし、上位級になるとテクニックだけでは限界があります。
英語の基礎力(インプット・アウトプットの量)が合否を大きく左右します。
だからこそ、できるだけ早い段階で足りない技能を強化していくことをおすすめします。
まとめ
この記事では、英検3級のライティング対策と勉強法8ステップをご紹介してきました。
- ライティング問題のEメールと英作文は、子どもの日常生活に沿ったテーマが中心。これを知っていると無駄なく対策ができる
- ライティングの4つの観点(内容・構成・語彙・文法)を意識して書くとミスを防ぐことができる
- ライティングはチャットGTPで添削。間違っていた箇所を直ぐに修正ができ、弱点を明確化できる
- ライティングの添削後は、模範解答は覚えるまで音読し、使える単語・表現を増やす
- ライティングを伸ばすには、「聞く・話す・読む」の力を同時に育てる必要がある
息子は、このステップを繰り返すことで、英検3級のライティングを英語塾なし、自宅学習のみで習得し合格することができました。
ライティングが苦手なお子さんも、このステップを続けることで必ず書けるようになります。



日々の積み重ねが大切ですね。
この記事が、ライティング練習の参考になれば嬉しいです。

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